漢方医学では、病気は陰陽の失調(気血の失調・自律神経失調・・・)による『五臓六腑のアンバランス』、あるいは『五臓六腑のアンバランス』による『陰陽の失調』と考えられています。これらは「免疫力の低下」や「ホメオスタシス(恒常性)の乱れ」を招き、病気へと進行させていきます。すなわち病気は精(生理活性物質)の過不足や『木・火・土・金・水』の気(エネルギー)によるアンバランスと考えています。そして、それらは各組織器官の生理機能に影響を与え合うのです。
『木・火・土・金・水』そして『陰』と『陽』のバランスが保たれた状態であることこそが、健康な状態であると私たちは考えています。よって、患者さんのバランスの乱れを慎重に吟味検討することが、服用薬選定には欠かせない作業であり、的確な見極めと適切な治療順序が患者さんを健康へと導いていくものと確信しています。
私はどちらかというと体力には自信があり、食欲も旺盛です。ところが、職場で配置変えがあり、いきなり仕事が忙しくなってからというもの、そのストレスのせいか、めっきり精力が減退してしまいました。夜、妻に求められても、何となく萎えてしまい、セックスレスの日々が続いています。こういうことは、恥ずかしくて人にはなかなか相談できないので、精力を回復できるいい漢方薬はありますか?(O・Sさん、35歳・男性会社員)
・体内の氣が乱れているのか、氣が不足しているのか?
・お血がたまっているのか、血が不足して流れが悪くなっているのか否か?
・体内の水分が過剰にあるのか、水分が不足しているのか?
・体内に熱をこもらせているのか、熱が不足しているのか?
上記は一部分ですが、いくつもの点から判断した結果、それぞれに合った漢方薬を選び、順序正しく進めていくことが重要です。